フルミストは鼻に投与するタイプのインフルエンザワクチンです。
特徴や注意点、注射ワクチンとの違いについて説明します。
①投与方法:点鼻タイプは、両方の鼻の穴に0.1mLずつの液体を投与します。
②年齢:点鼻タイプは、2歳~18歳(19歳未満)が対象です。
③接種回数:点鼻タイプは1回です。
④予防効果:点鼻タイプと注射タイプの有効性は概ね同等と考えられています。
⑤副反応:点鼻タイプでは、注射タイプの様な注射部位反応(腫れや発赤、痛み)はありません。しかし生ワクチンのため、弱毒化されていますが鼻粘膜で増殖し鼻汁や発熱などのかぜ症状が出ることがあります。
⑥フルミストを接種できない方
・発熱がある方
・重篤な急性疾患にかかっている方
・点鼻ワクチンの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方
・免疫機能に異常がある、免疫抑制をきたす治療を受けている方
・妊娠している方
⑦当院で接種をおすすめしない方や注射タイプをおすすめする方
・喘息のある方、特に重度の方や当日喘鳴がある方
・同居者に、重度の免疫抑制者、妊婦、2歳未満のお子さんがいる方
・ゼラチンでアナフィラキシーを起こしたことがある方
・アスピリン、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸を内服中の方
参考文書
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240909_keibi_i_vaccine.pdfhttps://www.medicalcommunity.jp/filedsp/products$druginfo$flm$pi/field_file_pdf